生きる理由 -


「先生」


「何だ」


「人ってのは、一体何のために生きるんでしょうね?」


「それはな」


「それは?」


「生きるということを学ぶためだ」


「・・・」


「わかんねーか?」


「分かりません」


「確かにあっさりしすぎてたな。なら、順を追って話そう」


「はい」


「まぁ、とりあえず目的はなくちゃ、生きている意味がない」


「そうですね」


「ああ。だが、それを見つけるのはそんなに簡単なモノではない。口で言うだけなら簡単だが」


「確かに」


「だとすると、見つけられない人ばかりになっちまって、人は皆

 生きていても仕方がないモノになっちまう」


「はぁ」


「ならば、その時はその目的を探すために生きてやりゃいい。

 そうやって、気楽に構えていりゃ、その内目的なんて見つかる。

 自分のしたいことを見つけてもいいし、誰かを守ってやる、なんてのでもいい。

 それが目的となりえるのならばな」


「なるほど。ならば、その目的を達成、または失敗してしまい、目的でなくなってしまった時は?」


「そしたら、また次の目的を探しながら生きればいい。

 そして、また見つけた目的のために生きる。

 これを繰り返していく内に、人は生きるということを学ぶんだと思う、俺は」


「・・・なるほど。ならば、もしどれだけ目的を探しても見つからなかったら、

 その時はどうすればいいでしょう?」


「その時は、」


「その時は?」


「今すべきことから片づけてみるんだな。そうすりゃ、頭の中が少しはスッキリして、

 物事を考えられる余裕ができる。

 例えば、今お前がこの補習を終わりにしてみる、とかな」


「そりゃ、ごもっともで」




そんな、午後のある日。




                   - 了


あとがき -

ども、こんにちは
毎度毎度懲りないアキです

とりあえず、わけ分からない短編でした
案外、会話だけっていうのは、書きやすいですね〜
10分ぐらいで書き上がりました
とりあえず、こーいう先生は好きです。そんな話
いたらいいなぁ、みたいな感じ
とりあえず、この先生はきっと「空に煙を描きつつ」の先生と同一人物かと
こんな先生、なかなか・・・いるかな?

とりあえず、そんだけでした
それでは、また〜




∠short  ∠index