|
rainy , after fine - 日が傾きかけている、校舎の影。
そこにポツンと独り、私がそこにいる。 どうして、どうしていつもこうなっちゃうんだろ。 別に、私は彼のこと、嫌いなわけじゃない。 むしろ、私は・・・ でも、いつでもこうだ。 どうして、いつもいつも簡単な理由でこう喧嘩ばかり。 端から見れば、仲のいい恋人、とかに見えたりするんだろうけど。 でも、やはり関係はただの幼なじみから動かない。 違う、そこから動けないんだ。 だって、もし下手に今の私の気持ち伝えたら、この関係が崩れてしまうかもしれない。 そうなるくらいなら、このままの方がいいのかもしれない・・・ けれど、だけどもしかして、あいつが私のこと何とも思ってなくて それで別の人が好きになったら・・・? どうしたらいいんだろう。 「よっ、優美。こんなとこにいたのか。探したぜ」 頭を膝の中に埋めて考えていたら、彼の声が聞こえてきた。 顔を上げたい・・・でも、ダメだ。 今の顔は見られたくない。 「どうしたんだよ、まだ怒ってるのか、さっきのこと?」 少し気まずそうに、聞いてくる。 別に、と言いたいけど、声が出せない。 「いい加減、許してくれよ。さっきは、ほんと悪かったから」 違う、ほんとは私が悪いんだ。 なのに、彼はいつでも謝ってくれる。 だから、いつも甘えてしまう。 「それに、さ、お前にずっと怒られていられたら、俺だって気分悪いし。だってよ・・・」 だって? だって、何? 私は、瞬間的に顔を上げていた。 すると、彼の顔は一瞬唖然となる。 何故なら、私の瞳からとめどない涙が溢れていたから。 「おいおい、冗談だろ。泣かないでくれよ」 彼は、慌てて私を慰める。 「そんなに怒ったのか?」 私は、ただ首を横に振る。 違う、違うよ。 あなたがそんなに心配してくれる、それがたまらない。 あなたといつもこうなってしまうことが悲しい。 「じゃあ、何でだよ?」 ただ、黙って下を向くだけ。 何も言えない。 言葉を出せば、きっとまた心にもない皮肉が出るに違いない。 だから・・・何も言いたくない。 「とにかく、泣かないでくれよ。お前が泣くと、俺まで悲しくなる」 その言葉は、どういう意味? ただ、慰めてくれてるの?ただの幼なじみとして? それとも・・・ 「だって・・・」 「だって?」 そこで、初めて声を出す。 一瞬ためらった後、彼はその言葉を口にしてくれた。 「だって、お前のことが、好きだから、誰よりも。だから・・・泣き顔なんて見たくない」 その瞬間、また大粒の涙が流れた。 「お、おいおい、泣かないでくれって。そんなに俺のこと嫌いなのかよ?」 私はブンブンと首を振る。 違うよ。 嬉しくて。 あなたがそう思っていてくれたこと。 とても、嬉しくて。 そう言いたくても、言葉に出来ない。 「それじゃ、なんで?」 「だって・・・」 「だって?」 「私も・・・なんだもん」 言えなかった言葉が、やっと言えた。 素直になれなくて、ずっと言えなかった言葉。 「私も、好きだから」 そう言うと、彼の胸の中に頭を埋めていた。 近すぎたから、素直になれなかった。 近すぎたから、大事なこと言えなかった。 その時の空は、夕焼けがとても綺麗な空だった。 きっと忘れないよ、この一瞬を。 この、大事な時を。 「おい、優美?おいったら・・・」 俺の胸の中に頭を埋めている少女は、どうやら泣き疲れて寝てしまったらしい。 「仕方ないナァ・・・」 溜め息をつくと、よいしょ、と彼女を背におぶり、学校を出た。 これだから、こんな奴だからほっとけない。 昔からの付き合いだとか、そんな理由はおいといて、とにかく俺はこいつが愛おしい。 だからこそ、言ってしまったんだけど。 無邪気な、そして幸せそうな彼女の寝顔を見ると、心が和んだ。 空を見れば、今まで見たこともないような夕焼けが目にしみた。 明日はきっと良い日になるだろう。そう思える、そんな一日。 - 了 あとがき - ども、アキです 誰か読んでる人いるのかナァ… そんな疑問が思い浮かびつつも何かしら書いてます 誰か、感想下さい〜 さて、そんなことはさておき 今回のはあまりうまくいきませんでした ま、別にいいか(いいのか?) とりあえず、恋愛っぽいものが書きたかっただけなので ふぅ、なんか納得いく恋愛話を書いてみたい… 誰か、そういう話くれませんかねぇ よろしかったら、ネタを提供して下さい 愛が足りてないワタクシめへ(笑) それでは、これで まぁた変なもの書いてしまった… こんなんでいいのかなぁ? ∠short ∠index |